今後の医療業界では必須とも言われている”在宅医療”の中でも、
薬剤師が関わる”在宅患者訪問薬剤管理指導”や”居宅療養管理指導”について「必要性」や「やりがい」について一緒に考えていきましょう!
※現役エリアマネージャーの薬局薬剤師が記載していますので、信頼してお読みください
当てはまる人は特に必見
薬局、病院、ドラッグストア、MRなど職種を問わず、「今の仕事にやりがいを見出だせない」全ての薬剤師さん
この記事を読むメリット
自分の人生を変えるような、やりがいを見出だせる仕事に出会えるチャンスになるかも
今の仕事に満足していますか?
全ての薬剤師の皆さん、今の仕事に満足していますか?
例えば、
- お給料が低い
- お給料は十分だけど、今の業務にやりがいを見出だせない
- 今までとは違う経験をして、もっとスキルアップしたい
上記に一つでも当てはまった方は”転職を考えるタイミング”にいる方だと思います。
不満を持ったまま、何もアクションを起こさずに働いても不満は膨らむばかり。
それどころか、一度しかない人生を「無駄に過ごした・・・」なんて後悔することになるかもしれませn。
薬剤師の皆さんは”転職を簡単に、しかも有利に行える”素晴らしい資格の持ち主なんです。
努力して得たその”特権”を使わないなんて私はもったいないと思います。
その特権を活かして、是非”満足出来る仕事”に出会い、人生を華やかにしていってほしいと思います♪
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なぜ”在宅医療”を勧めるのか
将来を見据えた戦略編
日本は今、超高齢社会にまさに突入してきています。※2022年6月現在
高齢者が増え、高齢者を支える若者が減るということは、つまり
- 自分では薬局まで通えないし、代わりに行ってくれる人もいない
- 自分で薬の管理が出来ないし、代わりにやってくれる人もいない
- 最期はやっぱり”家”で過ごしたい
といった方々が増えるということです。
それらが増えるということは
在宅医療のニーズが高まり、保険点数も高くなっていくと予想できます。
※逆に外来の点数はこのまま下がっていくと考えられます。
これはつまり、
今よりもっと、世間全体が在宅医療に取り組まないといけなくなる。
薬局薬剤師は在宅業務が必須となる。
ということを意味しています。
「今あなたは在宅医療に関わっていますか?」
「今あなたの職場は在宅医療を行っているけど、それに参加していますか?」
自信を持って「バッチリやってるぜ!!」という方は是非このまま在宅医療を支えていってください。
「やってないかも・・・」という方は、今がチャンスです。
まだ(地方などは特に)在宅医療がそこまで浸透していません。
このタイミングで今から関わっておき、在宅業務の知識・経験を持った状態でいれば
将来「本当に在宅業務が必須になった時」に優遇されると思いませんか?
年齢を重ねて若い人より動けなくなったとしても「在宅経験を武器に」戦えるようになると思いませんか?
個人的には、このまま外来点数が減っていくと門前薬局がどんどん潰れていくか買収されると予想しています。
すると、それらの店舗から薬剤師が入ってきますよね。
薬局の数は減るのに、薬剤師の数が増えていくとどうなると思いますか?
私は、質の高い薬剤師のみが生き残り、その会社にそぐわない薬剤師は首を切られるか給料を下げられるようになると思います。
だって薬剤師はすぐに見つかりますから。
今は(特に地方は)薬剤師不足が続いています。
多くの薬局は「誰でもいいから来て欲しい」という状態だと思います。
この先、それが逆転し
「実力のある薬剤師しか要らない」と言われる日が来ると思います。
そうならないために、今から
薬局薬剤師として必須になるであろう”在宅業務”のスキルを身に着けて、薬剤師戦国時代を戦い抜ける武器を作っておき
かつ、好条件の薬局に転職し、将来の蓄えを作っておくべきだと私は考えます。
やりがい編
ここからは在宅医療は何故”やりがいを感じられるのか”についてご紹介していきます。
私の中で、外来はお薬を渡す「まで」、在宅はお薬を渡して「から」にフォーカスを当てているように感じています。
外来ではお薬を正しく早く渡す事に重きを置くが
在宅ではお薬を渡してから、それが普段の生活の中で
どこにどの様に保管・管理され、それを誰が行い、きちんと飲めているか・使えているかなどまで
しっかりと把握し、更にはそれをより良く出来るように考えていく必要があります。
更には薬だけに留まらず、家の構造や部屋の散らかり具合や家具家電の配置・導線にまで意識を向け
それを改善出来るようにご家族や多職種と連携する事も重要になってきます。
在宅でどういった行動を取るのかは、在宅を担当する薬剤師によって変わります。
十人いれば十通りのアプローチがあります。
患者様(利用者様)が喜ぶ、満足する行動を取れれば
そのすべてが”正解”だと思います。
なので、ある意味では「あなたにしか出来ないアプローチが出来る。それが”在宅業務”」なのです。
そして多面的に考え抜いた末に
あなた独自のサービスを行った結果、その患者様(利用者様)に喜んでもらえたら
他の業務では得られない最高の快感を得られるはずです。
そういったことが「在宅業務は、やりがいを感じることが出来る」と言われる理由だと考えています。
おわりに
いかがでしたか?
在宅業務に興味が出たなら、それを経験出来るようにすぐに行動を起こすことをオススメします。
今の会社で経験できそうになければ、経験できる会社に転職してしまうのも薬剤師の皆さんだったら大いにアリだと思います。
在宅業務は、臨機応変に考える力の他にも、少なからず体力が要ります。
それは、外来とは違って患者様宅(あるいは施設)まで、こちらから出向く必要があるからです。
さらに言えば、重たい栄養剤を沢山運ぶ事もあるからです。
しかし、それは患者様の数や規模感によって大きく変わってきます。
体力に自信の無い方は在宅件数がまだ少ないところを選ぶことをオススメします。
件数が少ない分、経験出来る幅も少なくなりますが、
そこまで業務量や労力も多くなく手軽に在宅を経験できます。
それで慣れてきたり、在宅業務にやりがいを感じた時に初めて
在宅件数を増やす努力をしたり、件数が多いところに移るなどすれば
比較的心配事も少なく在宅業務を経験できると思います♪
臨機応変に考えられる自信が無い方は、在宅の実績が多い会社や大手企業を選ぶことがオススメです。
何故かと言うと、そういったところはノウハウを持っているからです。
計画性の無い方法でやっていったら、件数が増えていくにつれ「いつか業務が回らなくなる」タイミングが来ます。
件数が多くても回っている会社・店舗は、それを経験し、業務改善を繰り返しています。
数々の成功・失敗を繰り返した末の業務改善こそがノウハウです。
さらには、件数が多いということは様々な考え・価値観をお持ちの患者様(利用者様)にサービスを行っているので
その分、予想もつかないようなイレギュラーや失敗も多く経験しています。
その経験もノウハウです。
これらのノウハウを知り、それを実際に経験し、さらなる経験値を積んだ方は
在宅業務が必須になった時代に”重宝される”のは容易に想像付くのではないでしょうか。
人生は後悔を残しても残さなくても「一度きり」です。
そして誰しも人間は時間とともに気力も体力も失っていきます。
将来、後悔しないためにも、やってみたいと思ったことは、思ったタイミングでやっておきましょう!
ではっ!!
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