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【薬局への"転職"を考えている薬剤師さん必見!】転職後にスムーズに働けるコツをお伝えします

”転職”におけるコツを一緒に考えていきましょう!

※現役エリアマネージャーの薬局薬剤師が記載していますので、信頼してお読みください

転職のコツを伝授しているイメージ図

薬剤師の皆さんの中には、転職を考えておられる方も多いのではないでしょうか。

今回は病院、メーカー、ドラッグストア等から薬局への転職を考えている方に向けてタメになる情報をお伝えしていこうと思います。

薬剤師にとっては、給料や働き方をより良くしていくために転職は必須と言っても過言ではないように思えます。

薬剤師は一般的に見て高給取りです。

それは間違いない事実です。

しかし、最初に決めた契約条件からなかなか上がらないのもまた事実です。

なので、薬剤師が給料を上げようと思ったら、転職して最初の契約条件を良くする事が最短コースです。

そして薬局は比較的給料も高いし、労働時間・環境もそこそこ良いので

プライベートも充実したい薬剤師にとってはうってつけだと個人的に思っています。

この記事を読んでくださる方の中には薬局への転職に興味があるという方も多いのではないでしょうか。

結婚や妊娠・出産をしたり、考えたりといった人生のターニングポイントに立っている方は特に興味があると思います。

個人的には薬局に転職する事で、仕事もプライベートも充実出来ると思っているのでオススメしています。

私は今まで薬局にしか勤めていませんが、薬局で良かった・充実してると思うことが多々あります。

薬局への転職に興味はあるけど、思い留まってしまっている方の理由のひとつに

”何をするのかあまり良く分かっていない未知の世界だから”というのがあると思います。

業務内容はザックリと以下の記事で紹介しているので割愛させていただきますが

この記事が、あなたが薬局へ転職した後に困らないように

スムーズに働けるコツをお伝えすることで

薬局への転職の後押しになれば幸いです。

コツとは・・・ずばり!調剤報酬・介護保険について詳しくなっておくこと!

これに尽きます。

当然ですが、保険薬局は調剤報酬(場合によっては介護報酬も)を元に患者様と国からお金を貰い成り立っています。

調剤報酬については、レセコンで自動的に算定してくれるものもありますが、

自分で”加算を取れるか取れないか”を判断する場面も多々あります。

他の職種ではこの”調剤報酬”はあまり馴染みのないものだと思いますが

薬局薬剤師として働くにあたっては、これがとても重要な位置付けとなります。

正直これを知っていないと「本当は取れた点数なのに取りこぼした」、「取れるかがよく分かってないので取らなかった」

といった自体に陥ります。

これを”損失”として捉えられていない薬剤師も一定数いらっしゃいますが、

個人的にはこれが積み重なっていくことで、大きな損失に繋がると思っています。

例えば、特定薬剤管理指導加算1については

きちんと聞き取りをして、薬歴を残しているのに点数を取らなければ

その行動は”お金の面では”無駄になります。(もちろん患者様にとっては、点数関係なく皆に平等にきちんと業務をするべきというのは今は置いておきますが)

どういうことかと言うと、入念に聞き取りをして薬歴を残している分、他より時間がかかっています。

あなたには、その時間分もお給料が発生しているので”人経費が無駄になります”。

そして、特定薬剤管理指導加算1の10点(2022年6月現在)を取りこぼしているので、それも損失です。

さらに、国も薬剤師の業務の質が上がるようにと、ある意味色んな期待を込めてわざわざ点数を決めている状態なのに

それを算定する薬局がほとんどいなければ、その点数は廃止もしくは減点となっていくでしょう。

するとその何気ない「まぁよく分からないから点数取らなくていいか」という行動により、長期的に見れば薬局業界全体が損失を被ることになります。

規模が大きい話になってしまいましたが、

極端に言えば、調剤報酬を正しく知っていないとこのような損失が生まれますので

薬局に転職する事を決めた際には、ある程度勉強しておくことをオススメします。

では、具体的にどんな点数について勉強すれば良いのか

基本的には調剤基本料、後発医薬品調剤体制加算などの単価×来局人数が薬局の売上となります。

なので、自分の行く店舗がどの点数を算定しているのかについては少なくとも把握しておきましょう。

出来れば面接の時などに聞いておくと事前に備えられますよ。

その上で、それらの算定要件や点数まで覚えていけばいいんです。

それを覚えたら次は、その他の調剤基本料、調剤管理料、服薬管理指導料の点数・加算・算定要件をそれぞれ覚えていきます。

薬局によって積極的に加算を取る店舗もあれば、そうでない店舗もあります。

少なくとも頻出の点数である、外来服薬支援料2や自家製剤加算などの点数・算定条件は最初に覚えておき

それから地域支援体制加算やかかりつけ薬剤師指導料、在宅患者訪問薬剤管理指導料などの点数や算定条件を覚えていけば大丈夫です。

それらを覚えておけば、業務のふとしたタイミングで「よく勉強してるな。頼りになるな。」と思われることでしょう。

ただ、算定したことの無い点数は算定要件をきっちりと理解した状態で(必要があれば厚生局に確認するなどして)算定しましょう。

にゃんころ

でないと、あまりにも返戻が来ると、周りから白〜い目で見られます(笑)

そうして、2年に一度ある調剤報酬改定(介護もやっていれば3年に一度の介護報酬改定も)で

変更になった点をきっちりと押さえておけば

もうあなたは薬局には無くてはならないほどの戦力になれることでしょう♪

その他のコツ

薬局特有の業務として薬歴、投薬などがありますが、

薬局によってレセコンも違えば、薬歴の書き方、投薬のルールなどは大きく違うので

その薬局に就いてから周りに順応していくほかありません。

現場で見て触れることで段々と覚えていきましょう。

業務内容以外の面で、薬局転職後にスムーズに働けるためのコツをお伝えするなら

(その職場に慣れるまでは特に)自分の色を出しすぎないようにすることです。

人間は変化を嫌います。特に薬局に勤めている薬剤師・事務さんはそれが顕著のように思えます。

なので、外から来た人がいきなり今までのやり方を変えてくれば

かなりの確率で衝突または陰で不満を言われます。

結果としてあなたが仕事をしづらい状況になるので

せっかく働きやすくなるように薬局へ転職したのであれば、

もったいないので、それが避けた方が無難でしょう。

まずは周りを見て順応していき、その薬局に馴染んでいき、信頼を得てきたら自分を出す(自分の考えを発信する)

という流れが、私の今までの経験上では一番安全なように思えますので是非参考にしてみてくださいね♪

おわりに

今回は以上となります。

私個人は本当に薬局での勤務が公私ともに充実する為の一つの術だと思っているので

漠然とした不安が解消され、薬局転職の後押しになれれば幸いです♪

にゃんころ

これからも色んな価値のある情報を提供していこうと考えているので

良ければブックマーク等して読んでみてくださいね〜♪

ではっ!!

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