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【ケアマネさんにも有益な情報満載!】薬剤師目線での”サービス担当者会議”について〜事前準備から立ち回りまで丸分かり〜

”サービス担当者会議”ってどんなことをするかご存知ですか?

今回は私が実際に体験した具体例をご紹介します♪

※現役エリアマネージャーの薬局薬剤師が記載していますので、信頼してお読みください

”サービス担当者会議”のイメージ図

薬剤師の関わる在宅医療である「在宅患者訪問薬剤管理指導」や「居宅療養管理指導」が少しずつ世の中に浸透してきた昨今。

薬局薬剤師が在宅業務の知識を持つ必要性も年々高まってきています。

今回はその中でも、担当者会議に焦点を当ててお伝えしています。

そもそもサービス担当者会議とは?

略して”サ担”や”担会”と呼ばれることが多いです。

ケアプランを作成する介護支援専門員(ケアマネージャーさん)が中心となって行なっていく会議のことです。

ケアマネージャーさんが、該当の患者(利用者)様の担当をしている各事業者に連絡を取り、

会議の日時・場所をお伝えした上で、出欠を取る。

そして、出席者一同が同じ場所に集まり、話し合いをするといった具合です。

にゃんころ

参加できない場合は、照会(しょうかい)と呼ばれる用紙をメールやFAXで送ります。

照会にはどんな事を書くかもお伝えしてきます♪

照会に記載されている質問の返答である

「患者(利用者)様の問題点や今後のサービス計画など」を記載すればOKです。

どのくらいの頻度で行われるの?

基本的には

  • ケアプランの作成時や変更時
  • 介護認定の更新時
  • ケアマネージャーさんが必要と判断したタイミング

で行われます。

どこで行われるの?

場所はケアマネージャーさんが指定してくれますが

  • 患者(利用者)様のご自宅
  • 患者(利用者)様の入居している施設

で行われることが多いです。

誰が集まるの?

参加できる方のみ出られるので、毎回人数は大きく異なります。

10人前後でする時もあれば、3〜4人でこじんまりとする時もあります。

  • 患者(利用者)様ご本人
  • 患者(利用者)様のご家族
  • ケアマネージャー
  • 医師
  • 訪問歯科医
  • 薬剤師
  • 訪問看護師
  • 福祉用具
  • 訪問リハビリ
  • デイサービス職員
  • 入居施設職員

などの方々が、都合が付けば参加されます。

どんな目的で行われるの?

  • 患者(利用者)様や、そのご家族の”要望(意向)や今後の目標”を各事業者が共通認識で持つ
  • 各事業者が専門性を発揮し、どのように介入していこうと考えているかの情報共有
  • 課題を解決するための方法の話し合い

などを目的に会議を行なっていきます。

薬剤師さんへ。どんな準備をしていけばいいの?

  • 薬情など患者(利用者)様の服用薬を一覧で見れるものを用意
  • 名刺
  • メモ用紙
  • 過去数回の報告書・薬歴を見直しておき、現在までの流れを把握
  • サービス担当者会議出席メモ
  • 居宅療養管理指導契約書、口座振込依頼書など ※新規の患者(利用者)様の場合

それぞれ詳しく見ていきましょう。

薬情など患者(利用者)様の服用薬を一覧で見れるものを用意していく

会議の中で、服用中の薬剤について質問が来ることが多々あります。

「今ってどんな薬を飲んでるんですか?」

「ふらつきを出す薬って飲んでますか?」

他にも、医師から

「この薬を出そうと思うんだけど、飲み合わせは問題ない?」とかです。

こんな時に、もし答えられなかったら・・・

にゃんころ

え、、、何しに来たん、、、?

みたいな地獄の空気感になる場合があるので

せめて服用中の薬一覧くらいはすぐに見れるように準備しておきましょう。

にゃんころ

スパンッ!!と回答することで信頼を得て、

次回からも呼んでいただけたり

別の患者(利用者)様を紹介していただけるなど

薬剤師である自分の存在意義をハッキリと示すチャンスの場でもあることを忘れないように!

名刺

居宅療養を行なっている薬剤師さんで、まだ名刺を持っていない方は、早急に作っておいた方が絶対に良いです。

※個人で名刺を作る場合はこちらをクリック→ビジネス名刺専門通販サイト「名刺通販ドットコム」

サービス担当者会議では様々な職種の方と顔を合わせます。

初めてお会いする方も多くいらっしゃると思います。

初めてお会いした場合は、基本的に名刺交換をします。

そうやって自分の顔を広めていくことで

名刺交換をした相手からの仕事をいただける事があります。

※新たな患者(利用者)様の紹介や、勉強会の依頼など。

また、顔を広め交流を深める事によって、将来的にかけがえの無い人脈を持つ事にも繋がります。

にゃんころ

こういった面からも名刺は必須です!!

顔を広め交流を深めても

日々の研鑽による確かな仕事が無いと信頼に繋がらないので注意!

ただ知り合いが多いだけでは、人脈とは言わないですからね!

メモ用紙

サービス担当者会議は、様々な職種が参加する会議なので

各職種の専門用語が飛び交います

経験が少ないと「一体何の話をしてるの…?!ガクガク…」となると思います(笑)

ただ、それらについて「知らないのは仕方無い!」と割り切りましょう。

その代わり、知らない用語(特に訪問看護さんや、福祉用具さんで多い印象…)についてはメモしておき

後で漏れなく調べ、次回からはその用語が出ても、きちんと認識して会議に参加できるようにしましょうね。

また、会議の中で

次回からの印字方法が決まったり、残薬状況の情報を得れたり、調べ物を依頼されて後でお返事すること等もあるので

確実な仕事が出来るようにきちんとメモを残せるようにしておきましょうね!

にゃんころ

薬剤師目線で他職種の方々を見ていても

きちんとメモを取っている方には信頼を置けます。

それと同じように我々も見られている意識を持ちましょう!

ある意味、パフォーマンスでもあるかも。。。

過去数回の報告書・薬歴を見直しておき、現在までの流れを把握

サービス担当者会議ではケアマネージャーさんが、各事業者に意見を求め

一人ずつそれぞれ専門家としての意見を言っていく事が多いです。

また、ご家族等から最近の状況を聞かれることもあります。

そんな時に「バチッ!!」と答えられたら、

みんなから「あ、この人はきちんと患者(利用者)様を見てくれている!信頼出来る!」と思われるに違いないっ!

にゃんころ

もちろん、そんなもの見ずとも把握しているのが理想的ではありますよ。

けど、実際問題、担当の患者(利用者)様が多いとなかなか難しいですよね〜。

綺麗事言ってないで、信頼を勝ち取るためにも、患者(利用者)様のためにも

カンペ(報告書・薬歴など)を使うずる賢さも時には必要なんじゃないでしょうか。

サービス担当者会議出席記録

内容はこんな感じ(あくまで参加した記録なので簡単に書いてOKです。)

  • いつ→〇〇年○月○日
  • どこで→〇〇様ご自宅、施設〇〇 など
  • 誰が→ケアマネージャー〇〇、医師〇〇、訪問看護師〇〇、福祉用具〇〇、・・・
  • 内容→介護度変更に伴う会議、退院に伴う会議 など

サービス担当者会議出席時には上記のような記録を毎回残し、専用のファイルを作って保存しておくことをお勧めします。

にゃんころ

かかりつけ薬剤師や地域支援体制加算の算定要件にも関わってきますからね♪

居宅療養管理指導契約書、口座振込依頼書など ※新規の患者(利用者)様の場合

新しく介護サービスを利用される場合にも、サービス担当者会議が行われる事があります。

その場合の多くは、医師からの処方がまだ出ていないタイミングでの会議となります。

そんなタイミングで、せっかく患者(利用者)様にお会いするチャンスなので、

  • 居宅療養管理指導契約書や口座振替依頼書など署名や判子が必要なもの
  • 今までの処方歴(お薬手帳や薬情参照。無ければ出席されている医師や訪問看護師さんが情報持っていないか聞く。)
  • 残薬整理(何日まで薬があるか。)
  • 訪問希望日時があるかどうか、一包化すべきか、印字方法、車はどこに停めるか、誰に申し送りすれば良いか、処方箋原本置き場など

この辺りは、担当者会議のタイミングで済ませておくと、いざ処方が来た時も余裕を持って対応できるのでお勧めです♪

にゃんころ

ちなみに、この場合は各事業者それぞれが契約を取りに来られます。

契約待ちの行列となるでしょうが、なるべく他の事業者さんを優先してあげた方が印象が良いです。

「お忙しいでしょうから、お先にどうぞ。先に残薬整理をしておきますので、私は後で大丈夫ですよ。」

なんて他の事業者さんにお伝えした上で、待ち時間に残薬整理などしておけば効率的かつ、お得満載ですね♪

そして、忘れてほしくないのが、朱肉・印鑑マット・ポケットティッシュ(印鑑拭く用)の3点セット

これを持っていたら、他の事業者さんにも貸せるし、好感度うなぎ登りです⤴︎⤴︎

その他の、好印象を与えるためにも在宅業務で用意しておきたいグッズ集はこちらをチェック→【在宅って何から手を付ければいいの??〜道具編〜】薬剤師が”在宅”に行く際に揃えておきたい17つ道具

ケアマネージャーさんへ、薬剤師の声をお伝えします。

サービス担当者会議に「積極的に参加したい」と思っている薬剤師さんも多いと思われます。

ケアマネージャーさんや医師を始め、他職種と実際に顔を合わせ連携を深めていくことは

患者様(利用者様)だけでなく、薬剤師にもメリットが多いからです。

また、他職種の方にもメリットがあると考えています。

それは「薬のことは、薬の専門家である薬剤師の知見を聞きたいだけ聞くことが出来る」という点です。

サービス担当者会議などの場が無いと、

薬剤師とゆっくり、その患者(利用者)様の事に焦点を当てて話すことはなかなか難しいと思うからです。

以上の事から、患者(利用者)様だけでなく、他職種双方にメリットがあると考えられるので

この記事を読んでくださっているケアマネージャーさんには是非とも

薬剤師も積極的にサービス担当者会議に呼んでいただきたいなと思っています。

にゃんころ

薬剤師さんも、呼んでいただいたなら

出来る限り参加し、

今まで培ってきた薬学的知見を存分に発揮していただきたいと思います。

そういった地道な努力を繰り返し、他職種との信頼関係を深めていきましょう!!

ケアマネージャーさんからの質問も受け付けています。

お気軽にコメント等でメッセージくださいませ♪

では、次の記事でお会いしましょう!

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