”薬学部在学中”にしか出来ないこと、やっておいた方が将来役立つことはとても多いです。
学生である”今”しか出来ないことにどんどんチャレンジしていきましょう!
それでは一緒に見ていきましょう♪
※現役エリアマネージャーの薬局薬剤師が記載していますので、信頼してお読みください
この春で薬学部入学した皆さん、おめでとうございます。
過酷な定期試験を乗り越えている皆さん、お疲れ様です。
この記事では薬学部に在学している方、薬学部を目指している方を主な対象として書いています。
この記事を読むことで、薬学部在学中にやっておいた方がいい事が分かります。
まだ入学していない方はこちらもチェック♪→【将来の大きな岐路に立っている方必見‼︎】私が”薬学部”を勧める理由〜メリットや注意点を漏れなくお伝えします〜
もちろん「全くやっていなかったからダメだ」という話ではなく、
私が薬学部6年間、卒業して実際に薬剤師として働いていく中で感じた事や
周りの薬剤師を見たり・話を聞いたりしている中で感じた事をベースに
「在学中にやっておいた方が得をするだろうなと思うこと」を話していきます。
人生は一度きりです。
社会人になってから「あの頃に戻りたい」と思っても
もう戻れません。
未来に後悔を残したく無い方へ、この記事が参考になれば幸いです。
はじめに〜経験がものを言う〜
まず、忘れないでほしいのが薬学部にいる以上、薬剤師になるための勉強をしっかりと行う事は大前提です。
その上で、「経験値を高めていく」ことが
「将来、社会人生活を満喫するため」のとても重要な要素になると私は考えています。
大学在学中にする経験は、薬剤師(社会人)になってからする経験とは大きく異なります。
その理由の中には、”年齢”と”責任”の違いが有ります。
「若い頃に見るもの経験するもの」と「歳を重ねてから見るもの経験するもの」は感じ方が異なります。
身体的にも精神的にも、歳を取ると「若い頃のキラキラした気持ちが薄れてしまいがち」だからです。
また、社会人になると、多くの方は会社員として働く事になります。
そうなればあなたは「24時間会社の看板を背負っている」状態になります。
学生の頃に出来た「ちょっと危なっかしい遊び」や「今しか考えていない行動」、「学生ノリ」等が段々と出来なくなっていく事を
きっとあなたも実感するはずです。
なので、現時点で学生のあなたは「今しか出来ない事がたくさんある状態」なのです。
「将来に後悔を残さないこと」
それはつまり
「今しか出来ないことを出来る限り経験しておくこと」
でもあるのです。
薬剤師は比較的”真面目”な方が多いです。
なので、道を逸れないように敷かれたレールをきちっと歩いて薬剤師になる方も多いです。
本人が良ければ、それももちろん大正解です。
しかし、あなたが今よりもっと「今後の人生を輝かせたい」や「後悔なく生きたい」など考えているのであれば
この記事を最後まで読んでみてください。
これが、あなたの人生のヒントになれば幸いです。
以下に、学生の皆さんが経験しておいた方がいい事の”ほんの一例”を私の考えと共に紹介します。
めちゃくちゃ勉強する
正直、薬学性の皆さんの大半は、薬剤師になるために薬学部に来ています。(または親から送り出されています。)
これは現在薬学生である”あなたの軸・使命”です。安易にブレてはいけません。肝に銘じておきましょう。
そして、薬剤師になるには”薬剤師国家試験に合格する”必要が有ります。
あえて語弊を”招くように”言うのであれば
薬剤師国家試験に合格するために勉強しているのです。
そして、薬剤師国家試験に合格するために”過酷な定期試験に合格して進級”しているのです。
私は他の記事でも「薬剤師になれば薬剤師国家試験の勉強内容はすぐに消えてなくなる」と申していますので
極める人以外は、あんまり熱心に勉強しなくても、国家試験に合格してしまえば結果は同じになると考えています。
どうせどちらも受かるなら「薬剤師国家試験に受かるための勉強」よりも「薬剤師になってから役立つための勉強」に重きを置くことが大切だとも思います。
しかし、一生懸命になって勉強することで初めて
「真の面白味」が分かるとも思っています。
「真の面白味」が分かって初めて
「真に自分のしたいこと」が見つかると考えています。
なので、ある意味、全エネルギーを勉強に振り切るのも人生を豊かにする”経験”の一つであるとも考えています。
バイト
生きていく上で”お金”は必須です。
自分でお金を稼ぐ経験をする中で”お金を稼ぐことの大変さ”に気付けると思います。
そういった経験が”お金の大切さ”を理解するための勉強になります。
また、給料を貰う以上は”プロ”として働くことになります。
社会に出れば、バイトや正社員などは関係ありません。
上司も部下も先輩も後輩もみんなその店、その会社のスタッフとして看板を背負うことになります。
その責任の中で”社会人としての素養”を身につけていく事は
今後の社会人生活に大きな恩恵を与えてくれます。
薬学性はバイトする人が比較的少ないです。
バイトをしていたか、していないかで社会人になった後にかなり差がつく印象があります。
研究室・研究活動
これは大学教授や研究職に行かない限り、二度と関わることが無い経験です。
私はこれを疎かにしてました。
なので、社会人になって「研究室テーマ」で話をする時には、ほとんど話す内容が無いです。
逆に言えば、「研究室をサボったテーマ」でならしっかりと話が出来ます(笑)
思い返せば「二度と経験できない事は、その時に取りこぼさず経験しておくべきだったな」と失敗したなと思います。
それがあったから「同じ後悔を残さないようにしよう」とも思えているので
物事は紙一重、いわば考え方・捉え方次第なのかもしれないですね。
部活・サークル
薬学部”以外”の友達を見つけるきっかけにもなりますし、
その部活・サークル自体が、今後の趣味や仕事に繋がるかもしれません。
なんか違うなと思えば辞めちゃえばいいんです。
そしてまた別の部活・サークルに所属すればいい。
そこでの人間関係のいざこざは、今のあなたには凄く大きな心配事かもしれませんが
歳をとってみれば「当時は心配してたけど、大した事無かった。」ときっと思うことでしょう。
それもまた経験です。
しかし、気をつけてもらいたいのが
その部活・サークル、そこでの人間関係にしっかりと”楽しむための努力”をした上で辞めると言う選択をしないと
あなたには何も残りません。ただただ嫌われる(疎遠になる)事でしょう。
それは、「社会人になってからすぐに転職を繰り返してしまう人」と共通する部分でもあると思うので
今のうちから人間関係を円滑にする方法や心を養って、芯が強く、楽に社会人生活を乗り切れる努力をしておきましょう。
友達と遊び尽くす
遊び尽くしましょう。
「私は深く狭くが良い。」とか「広く浅くが良い。」、「広く深く・・・」
そんな事どうでも良いです。
そもそも遊んで色んな経験を一緒にするしか深くなりません。
色んな経験をしていれば勝手に友達も増えます。
友達の質とか量とか気にして自分の可能性を閉ざさないためにも
そんな言葉に捉われないようにしたいものです。
周りの目なんか気にせず、あなたが楽しいと思う事を、共感できる友達と遊び”尽くし”ましょう。
一人暮らしする
いくら疲れて帰ってきても自分でご飯を準備する必要があったり、家賃・光熱費などを払ったり、掃除をしたり・・・
一人暮らしをして初めて”親のありがたみ”がわかる方も多いです。
これは全ての物事にも共通すると考えていて、
その人の苦労や痛みを知ることによって”ありがたみ”を知った人はずっとその人を大事に出来ます。
それを増やすことで”真に色んな人に優しく出来る人間になる”のではないかと考えます。
色んな事や、その物事の背景に目を向けることで
日常に沢山ある”ありがたみ”に敏感に気付ける人間になりたいものですね。
一人で生活する場合は特に、生活の質を上げる”モノ”の重要性が大きいです。こちらもあわせてチェックしてみてね♪→【あなたの人生がより素敵なものに変わるかも?!】人生の質を高める”購入して良かった”もの7選
おわりに〜私が思う経験の大切さ、その後の行動〜
自分の人生の輝かせ方は人それぞれです。みんな違う人間なんだから、十人十色のやり方が有ると思います。
ただ、私は色々と経験して失敗や成功、酸い甘いを経験いく中で初めて、
本当にやりたい事が見つかったり、人生の教訓や、座右の銘などが見つかる。
そしてまた成功や失敗を繰り返すうちにさらに考えが成熟して変わっていく。
そうやって段々と人間としての”厚み”が出るのだと考えています。
失敗したって大抵のことは何とかなります。
学生で言えば、留年したり退学したりとかですかね。
何年も経って振り返ると「あの失敗があって今がある。あの失敗を経験していて良かった。」と思うこともザラに有ります。
なので皆さんには失敗を恐れずどんどん経験していってほしいと思います。
この世に起こる事柄で無駄な事はないです。
例え、休みの日はずっとゴロゴロしていてもそれも経験です。
ずっとゴロゴロしている人にしか分からない良いことや気持ちがあるはずです。
ただそれだけで終わるのだけは避けてください。
同じように、貪欲に外に出て、色んな人と関わって色んな物事を見聞きするのもとても良いことですが
その事実だけで満足しないでいただきたい。
それら経験をしただけでは、あなた自身はほとんど何も変わっていません。
その経験からあなたなりに考え、今後の行動に変化が出てくる事で初めて
その経験をした価値が生まれます。
例えば「人脈作りが大切」と言う言葉をよく耳にします。
”人脈”は本当に大切です。私自身も社会人になって改めて痛感しています。
しかし、人脈の作り方を間違えてはいけません。
”ビッグな人に会う・遊ぶ・食事する”ことが人脈作りでは有りません。
先ほどお伝えした通り、色んな経験をして、その上で色んな事を考えて”人間の厚み、その人から湧き出る面白味”が出てからでないと
正直、ビッグな人達からは何も興味を持たれません。
表面上は良い顔をされたとしても、実際は見向きもしていない事がほとんどです。
人脈とは、お互いが必要な時に助け合える関係だと私は思います。
なので、ビッグな人から見て薄っぺらい人(経験だけしてその経験から何も考えていない人等)は
どんなに情熱があろうとも、よっぽどのお人好しでなければ何にも助けてもらえません。
だってあなたはその人を何も助けられないのだから。考えてみれば単純なものだと思います。
話は逸れましたが「経験すること、その経験から考えること」の大切さが分かっていただけましたか?
あなたの人生は、あなたにしか変えることが出来ません。
ともに色んな経験をして考え、人生を楽しみ尽くしましょう!!
では次の記事でお会いしましょう!!
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